「ストレングスファインダーⓇ」に出会ったけれど 【1-1】
いくつになっても自分がわからない
「自分は何者なんだろう?」「自分に合う職業は?」「自分に合った生き方とは?」
若いから悩むということではなく、いくつになっても自分のことを理解できません。
占いも一通り調べました。
星占い、四柱推命、6星占術、風水、高島歴、血液型、
動物占い、手相、人相、オーラ占い・・・他にもいろいろ占いました。
でも、何か違う。しっくり来ない。
もっと自分自身を活かしたい!!
もっと仕事を効果的に進めたい!!
55歳だった私はココロの中でジタバタしていました。
息子は中2で、痴呆介護は淡々と進行中の頃です。
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0」が
本屋で平積みになっていました。
帯には『「強みの活かし方」が資質ごとにわかる!』とありました。
以前からストレングスファインダーⓇという言葉は知っていましたが、
本を手に取ったのはこの時が初めてでした。
目次を見ると「Ⅰ まず、あなたの強みを見つけよう」
「Ⅱ あなたの強みを活用しよう 34の資質と行動アイデア」の2項目だけ。
そして、もう一度帯を良く見ると「進化したウェブテストのアクセスコード付き」!
自分の強みがわかって、しかもそれを活かしていける。
これこそが私が求めていた自分を知るためのツールだ!!
さっそく本を購入してパソコンに向かいました。
ストレングスファインダーⓇとは
ストレングスファインダーⓇとは、アメリカのギャラップ社が開発した
ありのままの自分の才能を知り、強みとして活かしていくための診断ツールです。
ギャラップ社は40年にわたって「人間の強み」に関する研究を行い、
さまざまな人の特徴的な考え方や感じ方、行動パターンを集めました。
それらをカテゴリ分けして、これ以上小さくならないところまで凝縮したところ、
34の資質になったとのことです。
このことから、占いでも、性格判断でもないということがわかります。
2001年にこの本が出版されると、
ビジネス書として瞬く間にベストセラーになりました。
34の資質とは
資質はそれぞれ、特徴的な考え方や感じ方、行動パターンに分かれています。
Webサイト上で180個近くの質問に答えていくことで、
自分自身の34の資質が上位から順番に出てきます。
ここで、今まで強く意識していなかった「得意」「不得意」が明らかになります。
でも不思議なのが、自分では意識していないのに上位に来る資質があります。
これは、まだ自分で気付いてない自分の資質、つまり才能です。
自分が無意識のうちに行動している得意なこと、
ほら「人前で話すのは得意」とか
「どんなトラブルが起きても慌てずに対処できる」とか、
すごく努力しなくても、自然にできちゃうこと。
それが、その人にある上位の資質であり才能なのです。
ストレングスファインダーⓇは、自分の資質の順位を知ることで、
意識して得意なことを強みとして活かし、
才能に目覚めることができるツールと言えます。
自分の資質を知った私は?
さっそく、34の資質を出してみました。
本の末尾にあるコード番号を入力することでトップ5は無料で出ますが、
知りたがりの私は(これも資質だったのですが)、
速攻で有料の34資質を出しました。
出しました・・・本に書いてあるそれぞれの資質の項目を読みました。
・・・で?
で、私は何?
言葉としては理解できるのですが、自分に置き換えて納得することができません。
ちょっと困りました。
わかりかけたのに、あと一歩でわからないもどかしさでいっぱいです。
ところが、その時はその先を追求することなく34の資質は置き去りに。
日々の忙しさが優先して、そのままになってしまいました。
次に、ストレングスファインダーⓇのことを思い出すのは
それから1年もの月日が過ぎてからだったのです。
《2016年9月の出来事:私55歳・息子中2・義母86歳/介護11年目》