コーチングをもっと知りたい
才能スイッチコーチの近藤淳子です。
「コーチング」のことをもっと知りたいという方のために
「コーチングの役割」「コーチングの仕組み」「コーチングセッションの流れ」を、
順番に説明していきます。
コーチングの役割は?
コーチングは対話というコミュニケーションを通して、一緒に問題を深く探りながら、
相手の気づきや発見を生み出していくアプローチです。
コーチの役割と、その他との違いについて説明します。
コーチング
相手自身が持っているものに気づき、自発的な行動を促し、
課題を解決したり、目標を達成させたりすること
カウンセリング
目的、結論を持たず、過去の記憶や感情を元に、本来の自分に
気づくようにサポートする
コンサルティング
持っている知識を相手に提供することで、課題を解決したり、
目標を達成させたりする
ティーチング
持っている知識、技術、経験などを相手に伝えること
「コンサルティング」や「ティーチング」は、多くの情報を渡し、
アドバイスをしていることがわかります。
時として、自分に必要のない情報や、気が乗らないアドバイスを受け、
結果的に行動につながらない場合があります。
また「カウンセリング」は目的や結論を持たないため、
次の一歩が見出せない可能性があります。
これらのことから、コーチとクライアントの深い対話によって
自分自身の気づきから行動に移り、目標を達成していくプロセスが
「コーチング」だということがわかります。
コーチングの仕組み
コーチが「今日話をする内容」について質問します
「今のままでいいのだろうか」といったあいまいなことでも
「転職をするには」といった具体的な目標があることでも
「子育てと自分の時間の使い方」といった課題をクリアすることでも
今抱えている問題を教えてください。
クライアントの話を全集中で聞きます
コーチングの基本である「傾聴」を一番に、コーチは全集中で話を聞きます。
すべての話を否定せず、聞いたあと再び質問します
すべての話を否定せず、承認するのがコーチの基本姿勢です。
コーチはクライアントの言葉から感じたことをフィードバックします。
さらに多角的な視点を持った質問で、クライアントの気づきをうながします。
他にも、コーチのスキルを活かした質問の数々を行います。
クライアントの中でオートクラインが起こります
話をすることは自分自身の考えをアウトプットすることになります。
「自分の考えていたことはコレだ」と確認し、
「やりたったのはこんなことだったんだ」と発見します。
コーチの質問によって、さらに脳内にある思考を言語化し、
さらにコーチに話すことで『オートクライン』が起こり、
新たな気づきを呼び起こすことにつながっていきます。
クライアント自身の気づきにつながります
自分自身の中から出てきた考えは、自分自身の答えです。
人から言われたことは忘れても、自分の答えは忘れません。
コーチングでよく言われる
『答えはクライアントの中にある』『コーチはアドバイスしません』は
これらの理由からです。
クライアントが自発的な行動を起こします
答えが見つかれば、自発的な行動につながります。
しかし、行く手には様々な難関が待ち構えているでしょう。
コーチと共に、課題を解決しながら目標を達成して“なりたい自分”を目指しましょう。
コーチはいつもクライアントの背中を押し、フォローします。
クライアントと一緒にずっと歩いていきます。
コーチングセッションはどのように進むの?
では、コーチングセッションは、コーチとクライアントの間で
具体的にどのように進むのでしょうか?
コーチングセッションの流れを説明していきます。
テーマを設定して
セッションを受ける日が決まったら、クライアントさんはその日までに「何について話しをしたいのか」テーマをイメージします。
「転職をしたい」といった具体的なことでも、
「何をやりたいかを見つけたい」といったばくぜんとしたことでも、
何でも大丈夫です。
忙しい毎日の中、がんばって確保した自分の時間を充実して過ごすために
テーマを設定することはとても大切です。
最終目標をイメージして
“なりたい自分”“希望する自分の姿”など、最終的に自分がたどりつきたい目標を
イメージします。
“転職をしてイキイキと仕事をする自分の姿”や、
“家事も育児もこなしながら、将来のために資格取得の勉強をする自分の姿”など、
未来の姿を脳裏に浮かべてみてはみませんか?
この最終目標は、大きければ大きいほど、何度もセッションを重ね、
ワクワクしながら“なりたい自分”に少しずつ近づいていきましょう。
この最終目標があることで、セッションが着実に進んで行くのです。
今日のセッションのゴールを決めます
最終目標に到達するまでには、いくつものプロセスが必要になってきます。
スモールステップを踏みながら、一つずつ階段を上るように進んで行きます。
“転職をするためには、今何をしなければいけないか”
“このままでは嫌だけど、何かひとつでも始めることができるのか”など、
今日のセッションで決まるといいことをゴールに設定します。
現状を話していくうちに
では今、クライアントさん自身はどのような状態なのでしょうか。
自分自身が、現状の把握をできていない場合がほとんどです。
コーチに話しをすることで、自分でも気がつかなかった問題や、
思い込んでいたことなどが明らかになっていきます。
また、コーチからの問いかけで「はっ」と気づくこともあるでしょう。
話しているうちに道に迷ってしまったり、
答えが見つからず黙ってしまうときもあるでしょう。
そんなとき、コーチは答えをせかすことなくゆっくりとお待ちします。
安心して自分自身に向き合う時間を大切にしてください。
いろいろと話しをしているうちに、自分の現状がわかってきます。
すると、さきほどイメージした最終目標にたどり着くまで
どのくらいギャップがあるのか、
目標と現状の間にどのくらいギャップがあるのかが
把握できるようになってきます。
行動につながります
クライアントさん自身が現状を把握したことで、
ギャップを埋めるための具体的な行動が明らかになります。
いつまでに着手すればいいのか、
どのくらい量をこなせばいいのか、
何から取りかからなければならないのか、
サポートしてくれる場や人はあるのか、
具体的な行動がはっきりしてきます。
次回のセッションまでにひとつでも具体的な行動内容を決めることで、
今までにはなかった行動力が発揮されることでしょう。
最後に振り返り
今日のセッションを振り返って、クライアントさんがどんなことに気づいたのか
何を感じたのが教えてもらいます。
最初に設定したゴールまで話しがまとまっていなくても、
振り返りの中で改めて自分の言葉で話してもらうことで
クライアントさん自身の中で気づいたことや、
ひらめいたことが出てきます。
セッション前にお伝えしたいこと
コーチに自分の胸の内を語るといっても、
いきなり本音でいろいろ話しをするのには抵抗がありますよね。
そこで、セッションの前にこれだけはお伝えすることで、
心配なことを少しでも減らしてもらいたいと考えています。
詳しくは「体験セッション」のときに、あらためてご説明します。
アドバイスしません
クライアントさん自身が持っているものに気づくための時間です。
*詳しくは、上記「コーチングの仕組み」“オートクラインの説明部分”をご参照下さい
守秘義務があります
コーチには守秘義務があります。セッションでお話した内容は一切口外いたしません。
沈黙OKです
沈黙も大切なセッションの過ごし方です。
ごゆるりとした時間を過ごして下さい
言いたくないことは言わなくてもいい・質問に「わからない」と答えてもいい・
途中で休憩したい、喉が渇いた、トイレ行きたいと何でも言っていい・
どんなことを話してもいい・愚痴でもいい。
あなたのための時間を、ごゆるりとした気分で過ごしてください。
コーチングの終了について
クライアントはコーチングをいつ止めていただいても大丈夫です。
コーチングが機能していないと感じたとき、コーチから
コーチングを止める場合があります。
あせらなくても大丈夫!ごゆるりと
すぐに行動に移すことができなくても
次のセッションまでにできなくても
あせることはありません。
「いつまでに」というのも、コーチが設定するわけではありません。
具体的な行動の内容や期限を決めるのは
すべてクライアントさん自身です。
もし、次回までに設定したところまで到達しなくても
コーチが怒ったりすることははありません。
その時は、できなかった要因を話してもらうことで
あらためて次の目標設定を組み直していくことができるからです
テーマが決まらなくても、
ゴールを決められなくても、
話しをしていくうちに、自分の中に深く眠っていた問題に
気づくことがあります。
なにもテーマが見つからないときこそチャンスかもしれませんね。
ごゆるりとコーチングでは、メールでのご相談など、
セッション以外でもフォローします。
クライアントさんが最終目標まで到達できるように
一緒に歩いて行きますのでご安心くださいね。