ジェイアール名古屋高島屋で2月16日から3月3日まで開催中の「新海誠展」。
「君の名は。」からぞっこんになった息子と見に行きました。
ラスト一日前の土曜日とあって、午前11時にもかかわらず会場はいっぱい。
カップル、年齢層の幅広い男性一人、おばちゃま二人連れ、親子・・・
思ったより老若男女で賑わっていて驚きです。
初期の作品「ほしのこえ」から始まり、「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」
「星を追う子ども」「言の葉の庭」そして「君の名は。」と、すべてにおいて、
絵コンテやキャラクター設定の経緯、背景へのこだわり、
音楽と編集されたミニ上映が設定されていて、見ごたえのある展示会でした。
それにしても、背景へのあくなきこだわり。
これがすごい!素晴らしい!ロケ写真とそれを基にしたデッサン、
そして登場人物を重ねた背景美術。
緻密で妥協を許さないそのこだわりが、新海作品を作っているのだと実感するものでした。
もちろん、魅力的な登場人物、ストーリーなどなど限りなく引き込まれるものはあるけれど、
音楽に合わせたテンポの良い背景美術のリアルな美しさが、
こんなにも計算された緻密な作業の上に成り立っているのだということがわかったことが
何よりの収穫でした。
すごいなあ。職人さんのようです。
加えて、最初の作品からずっと積み上げてきた結果、
「君の名は。」では、さまざまな実力のあるスタッフが集結してきて、
さらに新海監督の良さが倍増するという成功までの成長過程を見たような気がします。
いい監督って、いいスタッフを集めることができる~いえ、
いいスタッフが集まってくる人徳のある人なのね。
7月公開の「天気の子」が楽しみです。
映画の核となる音楽はどのアーティストが担当するのかなぁ。
それも楽しみ!